夏真っ盛りの2023年7月23日は、二十四節気「大暑」です。
今回は大暑の七十二候や、大暑の時期から始めたい「打ち水のやり方」
7月30日の土用丑の日におすすめ食材「うなぎ」の栄養やアレンジレシピ
夏の土用に楽しみたい「桃湯」のレシピを紹介します。
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大暑の七十二候
二十四節気・大暑とは
「快晴が続き、気温が上がり続けるころ」という意味です。
その言葉通り日差しが厳しく、夏の節気としては最後となりますが、
これからますます暑くなりそうですね。
大暑の七十二候は、
初侯「桐始結花(きり はじめてはなをむすぶ)」から始まります。
7月23日から5日間で、桐の花が実を結び始める頃。
桐は古くから神聖な木とされ、
現在も日本国政府の紋章として使われているほか
箪笥や下駄など、日本人の暮らしに根付いています。
そして次候の「土潤溽暑(つち うるおうてむしあつし)」は
7月28日頃から。
土がじっとりとして蒸し暑さを感じる頃。
例年では梅雨も明けているこの頃は、
全国各地で「打ち水イベント」が行われます。
そして、大暑最後の候となる「大雨時行(たいう ときどきにふる)」は
8月2日頃から始まります。
時々、夕立や台風などの大雨が降る頃。
むくむくと湧き上がる姿がまるで坊主頭、
ということから名づけられた「入道雲」が夕立になり、
大地を潤します。
この雨が木や草花の緑をますます濃くし、
雨上がりの太陽できらきら輝く姿は
誰よりも夏を謳歌しているように見えます。
私たちも夏の暑さを楽しみましょう♪
打ち水とは
私が子どもの頃は、夏の暑い盛りになると
遊びから帰るときは、打ち水された道を歩いたものでした。
立ち上る香りや蝉の声は、今となっては夏の原風景のひとつです。
打ち水は日本に古くからある、夏の風景のひとつ。
もともとは神様が通る道を清める、という意味がありましたが
江戸時代には土埃を抑え、涼を感じる生活の知恵として広まっています。
都心の暑さの原因は、コンクリートやアスファルトが
熱を貯めてしまうことでもあり、打ち水をする事で気化熱を発生させ、
熱を下げようという意図があります。
しかしこの打ち水も日中、炎天下では逆効果☆
真夏のカンカンに暑い時間帯にこそ、コンクリートやアスファルトに
打ち水をしたくなるのですが、すぐに発生する気化熱で
却ってその場の湿度を上げてしまいます。
打ち水に最適な時間帯は早朝と夕方。
日が昇り気温が上がってくる頃に日陰に撒くと、
日中の気温上昇が緩やかになります。
日が沈む前に撒けば、日中暑くなった気温が下がるのを
助けるのだそうですよ。
夏の土用丑におすすめ食材・うなぎの栄養
夏の土用丑の日といえば「うなぎ」
身が締まりさっぱりとした天然うなぎの旬は、
5月上旬から7月半ばまでと言われているので
実はもう終わりなんですね。
「土用の丑の日にうなぎを食べる」という風習は、
夏場の売り上げ不振に悩んでいたうなぎ屋のために、
平賀源内が考えたキャッチコピーが由来だと言われています。
しかしうなぎはとても栄養豊富なので、
夏バテ解消に最適食材なんです☆
その栄養と効果は以下の通り。
- 血液サラサラ効果のDHA・ EPA
- 粘膜を強くするビタミンA
- 疲労回復に役立つビタミンB1
- エネルギー代謝を助けるビタミンB2
- 抗酸化作用があり老化防止のビタミンE
それ以外にもカルシウムを始めとするミネラルや
カルシウムの吸収に必要なビタミンDなど、
大切な栄養素が豊富に含まれています♪
またうなぎの肝にはビタミンAが身より3倍ほども多く
蒲焼きと合わせて肝吸いを食べれば、さらに夏バテ防止効果が高まります♪
買ってきたうなぎをおいしく食べるコツ
調理のコツとしては、買ってきたうなぎを水で軽く洗い、表面のタレに移った生臭さを洗い流すのがポイントです。
このひと手間で再加熱後の生臭みがぐっと抑えられます。
また、買ってきたうなぎが薄くて硬いうなぎだった場合、
蒲焼きは赤ワイン、白焼きは日本酒をごく少量ふり、
フライパンで蒸し焼きにすると、少しふっくら感が戻ります。
買ってきた蒲焼きは、そのまま食べる以外にも
- 卵焼きの芯にして「う巻き」
- きゅうりと酢の物にする「うざく」
- 雑炊に入れて「う雑炊」
- お茶漬けにする「うな茶」
- 薬味をたっぷり加えて「ひつまぶし」
今年の丑の日は、7月30日(日)です。
どんな楽しみ方をしましょうか(^_-)-☆
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うなぎアレンジレシピ
そのまま食べてもおいしいうなぎですが、
今回はうなぎとスパイスを使ったアレンジレシピ★
少しのうなぎでも十分楽しめる「餃子の皮のひつまぶしピザ」と
レモン醤油でいただく「うざくアチャール」を紹介します。
餃子の皮のひつまぶしピザ
- 餃子の皮 10枚
- 4cm角位に切った海苔 5枚
- うなぎの蒲焼き 1/2匹分
- 小葱
- 細切りしたシソ
- 山椒の実
- すり下ろした山わさび
- とろけるチーズ 各適量
餃子の皮を2枚用意し、1枚に手に軽く水をつけて皮に塗り
4cm角位に切った海苔を乗せ、何も塗ってない餃子の皮を重ねます。
小さく切ったうなぎ・小葱・細切りしたシソ・山椒の実・山わさび・
とろけるチーズを少しずつのせ、フライパンで
チーズがとろけるまで焼いたらできあがり♪
または、焼き色がつくまでオーブントースターで焼いても良いです♪
フライパンで焼く際は油などはひかず、蓋をして弱火で焼いてくださいね。
皮は餃子の皮でなくてもOK!
ピザ生地でもおいしくできますよ
うざくアチャール
- きゅうり 1本
- うなぎの蒲焼き 1/2匹分
- 新生姜 1片
- だし汁 大さじ1
- レモン汁 大さじ1/2~1
- 醤油 小さじ2
- みりん 小さじ1
- 砂糖 小さじ1
- 柚子胡椒 適量
- クミンパウダー 小さじ1/2
きゅうりは薄切りし、塩でもんでしばらく置き、
水気が出たら手でぎゅっと搾ります。
うなぎは焼いて食べやすい大きさに切り、新生姜は千切りにします。
ボウルにきゅうり・うなぎ・新生姜以外の材料をすべて入れ
よく混ぜます。
小鉢にきゅうり・うなぎ・新生姜を小分けに盛り付け、
ボウルの中身をかけたらできあがり。
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夏の土用は桃湯
古くから親しまれてきた習慣に
「夏の土用は桃湯に入る」というものがあります。
昔は毎日お風呂に入ることができなかったので
丑の日に夏バテ防止や疲労回復するため、
薬草を入れた「丑湯」に入る風習があったそうです。
薬草はどくだみや緑茶など、さまざまな和ハーブが使用されていましたが、
江戸時代に桃の葉を入れた「桃湯」を丑湯とする風習が根付きました。
この背景には中国に根付いた文化の影響があります。
桃は中国で生まれた植物で「魔よけの力を持つ」と信じられてきました。
そこで、暑気払いの意味を含めて
夏の土用に桃の薬湯風呂に入る習慣ができたと言われています。
桃の葉にはタンニンなど消炎・解熱に有効な成分が含まれる上、
収れん作用があるので、日焼け後やあせも・しっしん・虫さされなど、
なにかとトラブルの多い夏の肌におすすめです♪
桃の葉を手に入れて、ぜひ桃湯を作ってみましょう!
作り方は簡単!
桃の葉30枚~40枚くらいを布袋に詰め、鍋で15~20分煮出します。
煮汁を湯船に混ぜればできあがり♪
生の桃の葉が手に入ったら是非お試しください♪
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